eBASEBALL プロリーグ 開催見送りについて 現在の心境と今後について
どーも皆さん。毎度お馴染み、お久しぶりのマエピーです。
本日、令和3年7月14日、遂に今年のプロリーグの開催見送りが発表されました。
勿論、お察しの通り選手達は事前に開催見送りについては伝えられていましたが、今日この日までその事について触れる事が出来ずモヤモヤとしたプルヒッターでローボールヒッターな毎日を過ごしていましたが、ようやく本当の意味で一区切りする事ができ少しだけスッキリとした気持ちでいます。
開催見送りについて聞いた時、正直な話、思っていたこととして言っていいのか分かりませんが、私は
「やっぱりそうなるかぁ・・・」
という事を考えていました。
これは、プロリーグに3シーズン関わらせて頂いていた中での肌感です。
そしてこの開催見送りについての原因は、思い上がりでもなんでもなく、私がしっかりとしていなかった事が大きな理由の一つだと本気で後悔をしております。
プロリーグは「興行」です。選手達の為に用意されたお祭りの舞台では決してありません。
現実的な話をしましょう。
私は2017の全国大会で優勝し、2018年のプロリーグの開催にあたり取材・インタビュー・メディア出演など、トータルで言えば恐らく3年間でどの選手よりも矢面に立つ機会が多くありました。
その中で、今でも忘れる事はありません。2018年のシーズン開催前、以前にもお話したことがありますが、ある記者さんから受けたインタビューの中で
「マエピーさんは、パワプロ界隈では有名な方だと思うんですが、ツイッターのフォロワー数をどちらかというと少ない方ですよね」
そう問われ私は
「まだツイッターは初めてそんなに時間が経ってないもので・・・」
そうお答えしましたが、はっきりと言い訳がましい気持ちでそう口にしたのを覚えています。
当時、ツイッターを始めてから確か1年ほど、フォロワー数が300人ちょっとのタイミングだった事を覚えています。
プロリーグの開催に当たって一番注目される立場であるのに、他のプロeスポーツ選手であればありえないような数字である自覚があった事から、
「こんな俺が取材を受けていていいんだろうか」
そんな事も考えていました。
そして3年が経過した今、フォロワー数という分かりやすく知名度を示す人数がどうなったか。1000人をようやく超えた所です。
私個人としては、こんな自分を気にかけて下さる方がそれだけの人数いた。と、本当に感謝しています。
が、では十分でしょうか?いいえ、はっきりと言ってお話にならないでしょう。
厳しい言葉でもなんでもありません。
私としては、この数年間、少しでも自分を通じてパワプロやプロリーグに興味を持って貰えるよう、SNSを通じた活動は非常に大切だと捉えていたので積極的にアホな発言も含めて発信を行ってきました。
ですが、望んだ成果は得られませんでした。
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した。
私は失敗した。
鈴羽的な後悔に苛まれました。
このネタもブログで2回目です。
興行であるからには、参加選手の人気・知名度というのは必須のステータスです。
そして、それは選手個人の素養や努力による所が大きいでしょう。
恵まれた環境から大した成果を出すことが出来ず、3年という短期間で(またやるかもしれませんが)リーグの開催が見送られる事態になってしまった事実は、やはりプレイヤーとしての私の責任は大きいでしょう。
なんて殊勝な事も言いつつ、しっかりと今の気持ちをぶっちゃけましょう。
「現状、週間のオンライン対戦のアクティブ人数が2000人前後のゲームで、各プレイヤーはどうやりゃ知名度上げられたの??」
って、正直思っていますよ。気を悪くされたらごめんなさい。
確かに言い訳です。
でも、普通はまずそのゲームを好きな人達の中からプロ選手として代表に選ばれ、多くのプレイヤーの中のそのゲームの代表として注目を浴びる。これが第一歩なんじゃないでしょうか。
そのコミュニティの大きさや注目度こそが、外から見た試合を視聴される方達がダイレクトに感じる熱狂度合いのはずです。
12チーム各4名、48人もの選手がそれぞれが独自にゲーム外に個性的な魅力を持った集団。そんな物が簡単に作れるはずはありません。
まず第一は、土台となるゲームの魅力ありきです。
ゲームのアクティブ人数の分母をすっ飛ばして見て、もし自分達の責任だけにされるなら私個人としてはそれはハッキリと間違っていると断言します。
あんまりこういう話出にくいので、皆がどう思っているかわかりませんが私は口に出しておきたいと思います。
別に誰かにおまえらが悪いなんて言われたわけではないですよ。
少なくともこの3年間で
プロリーグの開催→パワプロ対人戦に興味を持ってアクティブユーザー数が大幅に増える
という図式は成り立たない事が証明されました。
勿論、プロリーグやそれに関わるコミュニティをキッカケにパワプロや野球に興味を持たれた方は少なくない数存在します。
ただ、望まれる規模感からすれば圧倒的に少ない人数である事は間違いありません。
それはやはり、パワプロというゲームの中で対人戦が流行るだけの要素が不足している事が大きな原因の一つでしょう。
勿論私はパワプロの対人戦大好きです。1万試合以上やるくらい。
でも大衆受けはしていない。そういう事だと私は思っています。
こんな事書いていたら後で怒られるかもしれない。誰かに。
でもこれは素直な気持ちです。素直大事。
今後、KONAMIさんがこの点についてどう対応されていくのか、私はとても注目しています。
そしてこの経験や思いは、将来プロリーグが再開されるかもしれない時に、プロを目指す方が立ち向かわなくてはいけない現実です。
「ゲームが上手いだけではプロは務まらない」
これは絶対、胸に刻んで下さい。
超絶長文になりましたが、私はここ数年パワプロ一筋に全力を注いでいたこともあり
今は完全にガス欠で、直近のモチベーションにも乏しく実はもうしばらくゲーム自体の起動もほとんどしておりません。
今後はもうパワプロをやらない。そんな事はないと思いますが、これから先についてはどうするか本当にわからない状態です。
最後に、一つ。
プロリーグ、楽しみにしてくれていた方々には続けてお見せする事が出来なくて本当に申し訳ありませんでした。
息の長いリーグを作って、パワプロを好きな若い子達が目標とする舞台を整えてあげられる大人でありたいと思っていましたが、私には難しかったようです。
ある時に
「君がプロリーグに参加できる年齢になった時も、まだプロリーグがあるように全力で頑張るよ」
そんな啖呵をきってしまった事もありましたが、何もできず、本当にごめんなさい。
では今回はこの辺で。
3シーズン、こんな私を気にかけて下さった皆様、心から本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。